01 / ABOUT THE PLACE
この一軒について。
茅場町のビジネス街、ビルの階段を地下へと降りた先に広がる「珈琲家」は、昭和の純喫茶の風情を色濃く残す落ち着いた空間です。地下特有の静けさと温かみのある照明に包まれており、一人で静かに過ごしたい合間のひと休みにも心地よく寄り添ってくれます。
時間をかけて焼き上げる、名物のどっしりホットケーキ
多くの人が目当てに訪れるのが、注文を受けてから生地を合わせ、銅板でゆっくりと時間をかけて火を入れる名物のホットケーキです。流行のふんわり軽いスフレとは一線を画し、厚みのある生地は表面が香ばしくしっかり焼き固められ、中はきめ細かく密度のある昔ながらの質感に仕上がっています。1枚でも十分なボリュームがあり、添えられたバターとシロップを合わせながら素朴な甘みをじっくり噛みしめる時間は格別です。なお、ホットケーキは昼の混雑時間帯(11時半〜13時)は提供されないため、午後のカフェタイムに合わせて訪れるのがおすすめです。
お腹を満たすサンドイッチと特製シチュー
しっかり食事を取りたいときには、鶏肉やベーコンエッグ、野菜を惜しみなく挟んだアメリカンクラブハウスサンドが頼もしい選択肢になります。玉子やツナ、コンビーフ、チーズなどから具材を2種選べるローストサンドや、トーストとミニサラダが付いた特製ビーフシチューも揃い、喫茶店らしい食事の満足感を味わえます。
サイフォンで淹れる一杯と、名物オランダコーヒー
飲み物の中心はサイフォンで丁寧に抽出されるブレンドコーヒーで、マンデリンやキリマンジャロなどのストレート銘柄も充実しています。なかでもユニークなのが、ココア入りホイップクリームを浮かべた「オランダコーヒー」や「オランダ風」で、甘みと珈琲の苦味がほどよく溶け合う一杯です。
会計は現金のみ、席での喫煙が可能な昔ながらの営業形態を守り続けています。淹れたてのコーヒーと香ばしいホットケーキの香りに包まれて、兜町界隈の喧騒から離れた穏やかなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。







